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自社を守る意識を持て~役員並びに6万箱以上出荷者合同会議~

2024/10/23
 県りんご商協連(丹代金一会長)は11日、弘前市内で「役員及び6万箱以上出荷者合同会議」を開いた。
 商協連の取り扱い数量の9割以上を占める6万箱以上出荷者が出席した合同会議では、はじめに丹代会長が「ジョナゴールドが始まった中生種の仕入れだが、産地市場の相場はすこぶる高い。主力の晩生種を控えるが、忌憚のない意見交換を行い、打開策を見出したい」とあいさつ。
 資料説明に続いて、高騰傾向でスタートしたジョナゴールドや本格化を控える晩生種の仕入れ対策を協議した。
 協議の中ではジョナゴールドの現状について「ジョナゴールドは主力にならないあくまで補助品種。現在の仕入れ単価で量販店で売れる単価が付けれるのか疑問」、「現状のまま進めばかなりのリスクになる。昨年の結果でジョナを敬遠する取引先も出てきている。この勢いがふじにつながるのは怖い」と現状を危険視する声が多く上がった。
 また、「経費が上がっている中、今の単価はコストを無視していると言わざるを得ない。取扱量を減らすしかない」、「会議に出席している大量出荷者には相場を引っ張る責任が必要では」という声も聞かれた。
 丹代会長は意見交換を通じ、「自分の会社を守るという意識が必要だ」と強調し、「利益につながる仕入れに向かってほしい」と出席者に呼びかけた。

りんご商協連コピーライト