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販売、品質管理に連携を~県りん対協・青森りんご販売懇談会・名古屋会場~ |
2024/04/08 |
県りんご対策協議会(加川雅人会長)主催の「令和5年度青森りんご販売懇談会」名古屋会場が15日、名古屋市内で開かれ、市場側から中部地区、北新地区(旧北陸地区)の青森りんごの会会員各社のリンゴ担当者、産地側から県や関係団体合わせて約30人が出席した。 市場側を代表して中部地区青森りんごの会の内田利浩会長(セントライ青果上席執行役員)が「産地在庫が大幅に少ない中、令和5年産リンゴを優位に販売していくためにも、これまで以上に計画的な出荷をすることが重要となる。産地側と今後も情報交換を密に取り組んでいきたい」とあいさつした。 産地情勢報告では産地側から「王林はスマートフレッシュやCA貯蔵による長期販売向けに対応しており、品質の狂いは少ないと思われる。香港向けの王林の輸出がかなり減っており、その分が国内向けに出荷されていく」などと説明されたほか「各消費地とも気温上昇が見込まれ、産地、市場、量販店の3者が品質管理の徹底に連携して取り組まないと今年の足の速さに追いつかれることになる」と話し、品質管理や計画出荷への協力を引き続き要請した。 市場側からの情勢説明、意見交換では「リンゴはまだまだ値打ちがある。3~8月まで売場がある中で、出荷を安定させつつ何とか4000円クラスの拡販まで引き上げたい」といった声が上がった一方、「産地在庫が少ない中でも、仲卸がかなり在庫をもって商売している状況がみられている。仲卸や量販店に過剰在庫を持たせるリスクを負わせないよう産地側とより販売に直結する突っ込んだ情報交換を今まで以上に行わなければならない」、「サンふじから有袋ふじへの切り替えは、かつてないほど早い時期になると思われる。産地側との情報共有を密にして販売に当たりたい」などと後期リンゴの有利販売へ向け、産地側との細かな連携の必要性を呼び掛ける意見が聞かれた。 |