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堅調相場でスタート~産地市場で令和5年産リンゴの初競り~

2023/08/26
 令和5年産リンゴ販売の幕開けとなる産地市場の開市が8月1日、弘前市の弘果弘前中央青果など3市場で開かれた。
 このうち、弘果弘前中央青果の開市にはリンゴ生産者800人、買参人ら200人が詰めかけた。
 競りに先立ち行われたセレモニーでは、同社の葛西静男社長のあいさつのほか、弘果りんご買参人共進会の葛西万博会長による手締め等が行われ、令和5年産リンゴ販売の幕開けを祝った。
 引き続き、令和5年産リンゴの初競りが行われ、競り人の威勢の良い掛け声の中、夏緑や祝、花祝など極早生品種が次々と競り落とされた。
 この日のリンゴ上場数量は、2218箱で前年産開市対比84・9%。相場は夏緑が高値7560円―中値5400円―安値4320円、祝が9720円―6480円―4320円、花祝が3万2400円―1万800円―7560円。市況は「開市につき買気活発、相場堅調」。花祝の高値は5年連続で3万円を超えた。
 同社の會田一男専務取締役は「猛暑で着色管理が難しい中、生産者の努力もあり品質の良い物が上場され、良いスタートを切れた」と初市を振り返り、「災害がなければ豊作基調となる。食味が良ければ輸出も含め販売は好調に進む。生産者には適期収穫にこだわって作業してほしい」と話している。
 また、同日開市を迎えた津軽りんご市場では前年産開市対比99・3%の947箱、五所川原中央青果では同52・2%の72箱がそれぞれ上場された。





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